掲載日: 2025年3月3日更新
令和6(2024)年11~12月、フリーマガジンarukuと田村市文化協会による、文化体験ワークショップを初開催しました。
文化協会加盟の5つの団体が先生となった、魅力あふれる体験の様子を紹介します。
11月30日(土)10:00~12:45 常葉公民館
講師:手打ちそばときわ会
参加者はまず、そばの花やそば粉についての説明を受けた後、基本的な道具の使い方を学びました。講師1名が各テーブルにつき、親子で協力しながらそばを打つ工程を進めました。そば粉をふるい、お湯を加えて混ぜる、練る、伸ばすといった作業は、子どもたちにとって初めての体験ばかり。保護者は真剣な子ども達の様子を写真に撮りながら、楽しそうに子ども達をサポートしていました。そばを切る工程では腕の見せ所と保護者が活躍するなど、この日一番の盛り上がりを見せていました。
打ち立てのそばは参加者全員からも「おいしい」と好評!「またこうした食べ物を作るイベントに参加したい」との声も上がり、思い出深い1日となったようです。
12月1日(日)10:00~12:30 文珠出張所
講師:船引華道連合会・茶道宗徧流芳樹会の皆さん
「茶道宗徧流 芳樹会」の伊藤先生、「船引華道連合会」小原流の橋本先生の手ほどきのもと、2グループに分かれて交互にワークショップを体験しました。
生け花は基本的な鋏の持ち方、花器について説明を受けてすぐに実践へと移ります。テーブルを先生が巡回して回り、1人ひとりの作品がより引き立つような花の配置、高さなどを丁寧にアドバイスしていました。そうして出来上がった作品は、同じ花材ながらシルエットも印象も様々!最後に作品と一緒に写真を撮ったり、参加者同士で作品を見せ合ったりと和やかな時間を過ごしていました。
茶道も同様に、まずはお茶の歴史やお茶のいただき方といった基本的なマナーについて学びます。説明には所作についても触れられ、日常に取り入れられると大変好評でした。その後、実際に芳樹会のみなさんが点てたお茶をいただき、自分たちもチャレンジ!ゆったりとお茶の時間を楽しみます。最後に先生からお茶を自宅で楽しむコツ(茶葉の購入場所や保管方法など)を教わると、「さっそく取り入れてみます」という声も。イベント閉幕後も先生への質問が飛び交うなど、参加者の関心の高さがうかがえました。
12月7日(土)10:00~12:00 大越行政局
講師:大越町陶芸愛好会の皆さん
この日は大越町陶芸愛好会のメンバー紹介、そして基本的な陶芸の技術指導へと続きました。
参加者はまず土を練ることからスタート。パンをこねるように体重をかけながら、焼成時の空気抜きを丁寧に行いました。次に、伸ばし棒やろくろを使って成形をしていきます。魚型のお皿を作る人や花柄のフェルト生地やレースを使って模様をつける人など、それぞれが個性的な作品作りを楽しんでいました。(中には開催時間中に2~3作品作り上げた方も!)
同じテーブルになった参加者同士交流も見られ、ものづくりの面白さ・人との交流の2つをどちらも楽しめる濃密な時間となったようです。先生のサポートもきめ細かく、参加者からは「先生が優しかった」「分かりやすくて楽しい!」という声が特に多く寄せられました。
12月8日(日)10:00~12:00 田村市役所
講師:たむら太極拳清風の皆さん
太極拳の礼「抱拳礼(ホウケンレイ)」の指導からスタートし、ストレッチ、型の実演見学と進んでいきました。実演を見た後の実践では参加者自身が入門太極拳の型を一つひとつ学んでいきます。手や足捌きの複雑な型は、みなさん覚えるのに必死な様子。音楽に合わせて実践する時間も設けられ、「花は咲く」の曲に合わせた動きでは、体を動かす楽しさを感じる場面が多く見られました。
終了後には、ウーロン茶やプーアル茶といった中国茶がふるまわれ、講師たちによる太極拳の演武を鑑賞しました。終了後には2名が継続参加を希望するなど、大変好評なイベントとなりました。
田村市文化協会事務局(田村市教育委員会生涯学習課内)
電話0247-81-1215