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「田村市指定有形文化財の建物4棟」 令和4年11月号掲載

掲載日: 2022年11月1日更新

これまで、「堂山王子神社本殿」や「旧大越娯楽場」という国指定・国登録の建物についてご紹介していましたが、今回は市指定有形文化財の建物4棟をご紹介します。

1 宇佐神社本殿(うさじんじゃほんでん)
特(生涯学習課)文化財連載_宇佐神社本殿

滝根町広瀬字宮ノ前地内に所在する宇佐神社は、1492(明応元)年遷座(せんざ)の縁起をもち、元禄年間(1700年頃)までは神仏習合で、僧侶による祭礼が行われ、1870(明治3)年から完全な神社の形態をとるようになりました。祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)ですが、かつては阿弥陀様をおまつりしていたともいわれています。なお、本殿は一間社、流れ造、向拝(こうはい)が三ツ斗組(みつどぐみ)で、建築年代は現存する棟札から1721(享保6)年であることがわかります。

2 絵松神社社殿(えまつじんじゃしゃでん)
特(生涯学習課)文化財連載_絵松神社社殿.JPG
常葉町新田作字猫内地内に所在する絵松神社は、1165(永万元)年分霊、1372(建徳3)年創立の縁起をもち、1749(寛延2)年に寺院に転向し洞雲山絵松寺と改称したと伝わり、1859(明治2)年に再び神社となりました。現在の社殿は方三間、入母屋造、向拝付きで、建築年代は江戸期と推測されます。

3 磯前神社社殿(いそさきじんじゃしゃでん)
特(生涯学習課)文化財連載_磯前神社社殿.JPG
常葉町早稲川字上遠野地内に所在する磯前神社は、享保年間(1716~1736)に勧請(かんじょう)された縁起をもちます。現在の社殿は1894(明治27)年に再建され、ほぼ方一間の入母屋造で、土台の三隅を自然石に架けた「懸造り」様式です。この様式は福島県内ではあまり例はなく、よく知られているものに会津美里町の左下り観音堂があります。

4 佐久間庸軒書斎(さくまようけんしょさい)

特(生涯学習課)文化財連載_佐久間庸軒書斎.JPG
田村市船引町石森字戸屋地内に所在する佐久間庸軒書斎は、もともと最上流和算家佐久間庸軒の父であり和算の師である佐久間質が稽古所(けいこじょ)として1831(天保2)年に建てたものです。現在、書斎内には庸軒関係の和算書などが保管されています。

その他写真

磯前神社への道のり、市の観光パンフレット表紙(写真を選択すると、パンフレットの内容が見られます)
web_常葉町_磯前神社_201016_5119.JPG観光パンフ表紙

information

所在 宇佐神社(田村市滝根町広瀬字宮ノ前地内)、絵松神社(田村市常葉町新田作字猫内地内)、磯前神社社殿(田村市常葉町早稲川字上遠野地内)、佐久間庸軒書斎(田村市船引町石森字戸屋140)
見学 見学自由。ただし、佐久間庸軒書斎は私有地のため、事前に生涯学習課へお問い合わせください。
文化財 宇佐神社本殿、絵松神社社殿、磯前神社社殿、佐久間庸軒書斎(市指定)

たむら市政だより

R04.11市政だより_page-0001

たむら市政だより令和4年11月号より。内容は当時のもの。)

 

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