掲載日: 2023年8月1日更新
今月号のChallengerは田村高校(以下、田高)ボート部で活躍する粠田奈那さん・晴斗さん姉弟。
田高ボート部は、1998年に三春町営ボート場が設立された後、2001年5月にボート愛好会が発足、2002年4月からボート部として歩みを始めました。創部当時から現在も指導を続ける野中敏光先生の下、インターハイや世界選手権に出場する選手を数多く輩出してきた歴史ある強豪校です。
高校から新しいことに挑戦したいという思いからボート競技を始め、成長を続けるお二人にインタビューしました。
水上でボートに乗り、オールを使ってある一定の決められた距離を漕ぎ、その着順を競うスポーツ。
1人の漕手で挑むシングルスカル、2人の漕手で挑むダブルスカル、舵手(コックス)と、4人の漕手計5人で競うクオドルプルという種目がある。
高校で新しいことに挑戦したいと思い、田高ボート部に入部しました。練習はつらいと聞いていましたが、本当につらくて、だからこそ支え合いながら一緒に競技に励む仲間との絆が深まった3年間でした。
私は舵取り役であるコックスを担っていますが、入部当初は漕手としてボートを漕ぐ予定で入部したので、漕げないことに不満や劣等感を感じた時期もありました。しかし、1年時から先輩方とさまざまな大会を経験し、コックスの指示で船が進み、漕手を鼓舞してチームを引っ張っていくことにやりがいを感じ、自信をもって競技に挑めるようになりました。
ボートの魅力は努力次第でいくらでも成長できるところ。記録が出た時にはとても嬉しいです。チームの一人として手を抜くことはできないので、責任感も身に付いたと思います。
最後の大会に向けては、ボートを始めて関わってくれた仲間や先生、家族に感謝の気持ちを込めて、悔いのないようやり切りたいです。
【写真】さくら湖(三春町)での練習風景
*写真一番右がコックスを務める奈那さん。
*メンバーに声をかけ、チームを引っ張る。
*自然豊かなさくら湖での練習。
【写真】共に闘うボート部のメンバーと
*インターハイ出場するクオドルプルのメンバー。
*写真を撮られるのは少し恥ずかしいとのことで…顔隠しポーズ!
姉の影響でボート部に入部しました。入部して約4カ月が経ちましたが、今まで経験したどのスポーツよりもキツいですが、やりがいを感じています。
ボートの魅力は練習次第でタイムが縮まったり、自分の成長を常に知ることができるところだと思います。また、先輩方のサポートや応援のおかげで楽しく競技に挑むことができ、伝統を繋いでいきたいと感じています。
始めてまだ間もないですが、既に大会で悔しい思いもしたので、次の新人戦では上位進出を目指し、常に自分の限界を超えていけるように全力で取り組んでいきます。
【写真】さくら湖(三春町)での練習風景
【写真】尊敬するボート部の先輩方と
*絶景ポイントで仁王立ち!
*部活動の準備を進める男子部員。
【写真】部活動指導員の野中敏光先生、顧問の安齋健一先生と
*長年ボート部を指導する野中先生、影でチームを支える安齋先生。いいコンビ。
田村高等学校ボート部 部活動指導員 野中 敏光 先生
ボートもスポーツの一つですが、力学的、生理学的なことなど理屈に沿ってできるところが魅力の一つだと思います。また、上達するためには運動能力もそうですが、ボートに取り組む姿勢が大切。準備の段階から成績の良し悪しは決まってくると思います。
部活動では、成績を上げることも大事ですが、大会で結果を出すことだけが目的ではありません。3年間一つのことに打ち込んで充実した高校生活を送ってほしいと願っています。
💡田高ボート部の情報は、ホームページもCheck!
*素晴らしいロケーションでの部活動。
*ボートを運んで、いざ部活動スタート。
*ボートを湖面にセット。
*準備のために長い坂道を往復。時には走って登る!
*インターハイメンバーもボートを担いで湖へ!ここでもコックスが指揮をとります。
*いざ、入水!!ボート内は意外と狭い。
*出発。ボートは前・後どちらに向かって進むでしょうか。
*野中先生監修の1000m直線コース。
*1000mのタイムレース。圧巻の5分間。
*チームのみんなを鼓舞し、ボートを指揮する奈那さん。
*野中先生から湖水上での指導。
*だんだんと陽が落ちてきたさくら湖。
*今日の部活動終了。みんなで長い坂道を上る。
*みんなで使ったボートを洗って片付け。
*部活動後のミーティング。大会に向けて打合せ。
(たむら市政だより2023年8月号より。内容は当時のもの。)
今回のオフショットはさくら湖を背景に姉弟で。さくら湖のボート場は、どこを切り取っても絵になる素晴らしいロケーションです。
姉弟で同じ部活、少し恥ずかしさもあるのかなと思いきや、お互いに競技のことを相談したり支えあって励んでいるとのことです。
しかも、田村高校ボート部は以前から兄弟での入部が多く、時が経って親子で入部することもあるとのこと。伝統が繋がれています。
これからも姉弟仲良く、それぞれの目標に向かって頑張ってください!取材協力いただきありがとうございました。
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【Challenger】田村市出身、高校生アスリートインタビュー
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