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Challenger 番外編 佐藤由佳さん(Yuka Sato)

掲載日: 2023年6月1日更新

 国内女子バスケの最高峰で得た経験とは

大越町出身の佐藤由佳さんは、2022年4月から女子バスケットボールチームENEOSサンフラワーズ(以下、ENEOS)でバスケットボール選手として活躍しています。チームは、第24回Wリーグ優勝(4年ぶり23回目※日本リーグを含む)と2022-23シーズン二冠(Wリーグ・皇后杯)を達成し、熱い戦いを見せてくれました。バスケットボール選手としての世界に挑戦し、初シーズンを終えた今、佐藤選手が思うことは―。

佐藤由佳(ENEOSサンフラワーズ/大越町出身)

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Profile
  • 生まれ/1999年9月18日、大越町
  • 身長/172cm
  • ポジション/シューティングガード
  • コートネーム/AKO
  • バスケ歴/大越ミニバス(兄の影響で小1からバスケを始める)→大越中(3年時:県ジュニアオールスター選出など)→郡山商業高校進学(3年時:インターハイ、ウィンターカップ出場など)→筑波大学(1年時:関東大学選手権大会優勝・新人賞、4年時:同大会で準優勝・敢闘賞など)→ENEOSサンフラワーズ
  • 恩師/大越ミニバス団長 舞木和弘さん(理由:一からバスケを教えてくれた。舞木さんの基礎練習、バスケの考え方がなければ今はなかった。)
  • 好きな食べ物/ヨーグルト
  • 座右の銘/挑戦することで初めて見えてくる世界がある

シーズン1年目を振り返って

ENEOSに入団し、チームは二冠達成、とても貴重な素晴らしい経験をすることができました。それと同時に、入団してこの1年は環境の変化にとても苦労して、本当にきつくて、バスケを辞めたいと思うこともありましたが、「自分だけがつらいわけではない」と自分に言い聞かせ、奮い立たせてやってきて、人としてすごく成長できた、1年やり切った、乗り越えられてよかったという想いが強く残る初シーズンになりました。

特に印象に残っている試合は、レギュラーシーズン第9・10戦の東京羽田ヴィッキーズ戦。調子が落ち始めていながらも、チームに慣れて必死に食らいついている時期でしたが、その試合ではいろいろなことが吹っ切れて、いいプレーもできて、そこからまた頑張ろうと思えた試合になりました。

私がバスケをやるうえで大事にしていることは、頭を使って賢くすべてに意味があるプレーをすることです。そのためにはとにかく「しゃべること」を意識しています。この選手はどんなプレーが得意で、どんなパスをどの位置に出すとシュートを打ちやすいかなど、細かくしゃべって、チームみんなが理解し合って、得点に繋がるのが嬉しい瞬間です。

来シーズンは、これまで感じてきた自分自身の課題にしっかり向き合い、もっと自分を表現していきたいと思っています。「自分の殻を破ること」でまた別の世界を見ていきたいです。そして、ENEOSの一員として、見ている人を勇気づけられる活動をしていきたいと思っているので、ぜひ試合を見てくれたら嬉しいです。

佐藤選手、シーズン1年目の活躍

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(写真提供)ENEOSサンフラワーズ

大越ミニバスケットボールスポーツ少年団に凱旋

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恩師の大越ミニバス団長 舞木和弘さん(写真左上)と団員のみんなと。

 佐藤選手への応援メッセージー

ヘッドコーチから

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(写真提供)ENEOSサンフラワーズ

ENEOSサンフラワーズ 佐久本 智 ヘッドコーチ

第一印象はおとなしく控えめな選手という印象でしたが、現在は、強い気持ちを内に秘めた選手であると感じています。プレーでは、特にディフェンス面でものすごくチームのプラスになっているので、自分の強みとして引き続き頑張ってほしいと思っています。併せて、得点の確立を上げていけるようになれば、試合に出るチャンスはもっと増えていきます。

彼女の良いところは、黙々と諦めずに一生懸命やるところ。シーズン1年目は、まずチームの雰囲気に慣れるのが大変だったと思いますが、2年目は、遠慮せずに自分の良さを信じて思いっきり力を発揮することを期待しています。

チームは毎年、2冠(Wリーグ・皇后杯)を目指してシーズン開幕を迎えます。結果はもちろんですが、それだけではなく、一生懸命プレーしている姿を見てもらって、感動を届けられるようなゲームをしていきたいと思っていますので応援していただけると嬉しいです。

恩師から

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大越ミニバスケットボールスポーツ少年団 舞木 和弘 団長

現在、ミニバスケットボールに取り組んでいる子どもたちにとって、同じ環境・同じチームでプレーしていた選手が実業団の世界で活躍しているということが、自分たちも大きな舞台で活躍できる可能性があることを見せてもらえたことがとても嬉しく、大きな事だと感じています。

ミニバス時代は、とにかくバスケが好きという印象の選手でした。まだまだ女子バスケットボールの世界で活躍することは、とても難しいことだと思いますが、バスケを始めた時の気持ちを忘れずに頑張ってほしいです。日本の代表として活躍する姿もぜひ見たいですね。

たむら市政だより2023年6月号掲載

6月号Challenger(番外編)

たむら市政だより2023年6月号より。内容は当時のもの。)

オフショット

スポーツ選手というクールなイメージとは裏腹に、穏やかで可愛らしくとてもお洒落な佐藤選手。小学1年生でバスケを始め、これまでたくさんの経験と素晴らしい経歴を重ねてきた佐藤選手ですが、言うなればバスケの神様が彼女を行くべき方向へ進むように誘っているような印象を受けました。それは、その時の状況に応じて真摯に、自分のことだけではなくチーム全体のことを考えながらバスケに向き合って、常に最善の準備や練習をしていたからこそ、掴むべきタイミングでしっかりとチャンスを掴むことができたのだと感じました。今後の目標でもある「自分の殻を破ること」。大人になってからも幼い時からの自分の弱みにぶつかる瞬間がありますが、そこから見える別の世界に期待して自分を鼓舞して頑張る姿は、私も頑張ろうと勇気をもらいました。来シーズンの活躍も楽しみにしています。貴重なお時間ありがとうございました。

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