掲載日: 2024年6月26日更新
市では、さまざまな環境への負担を減らすために食用油(廃食油)の回収を行っております。回収した廃食油は環境に優しいバイオディーゼル燃料に生まれ変わりますので、皆さんご協力をお願いします。
バイオディーゼル燃料とは、家庭やレストラン、食堂から回収された使用済てんぷら油などの廃食用油を、メタノールと反応させることで粘性や引火点を低くし、ディーゼル車で利用できる燃料に精製したものです。
1.廃食油リサイクル
廃食用油を貴重な資源としてリサイクルし、活用することができます。
2.家庭からでるごみの量の削減
これまで固めていたり、紙に吸わせて「燃えるごみ」として処理していた廃食油をリサイクルすることで、家庭から でるごみの量を減らすことができます。
3.二酸化炭素の排出抑制
バイオディーゼル燃料は、カーボンニュートラルにより、二酸化炭素の排出につながらないバイオマス燃料であることから、軽油を使用しないことによる二酸化炭素の排出削減が可能です。
4.自動車排ガスのクリーン化
燃やしてもすすや硫黄酸化物が出ないため、排ガスのクリーン化につながります。
5.河川の汚染防止
日本ではあまり見られませんが、海外では油を河川に捨てる事例もあります。河川に流出すれば、大きな環境負荷となり、浄化に時間がかかりますが、廃食用油を回収することにより、河川の水質汚濁の防止につながります。
6.食料との競合回避
バイオマス燃料を作る場合、新品の油や穀物を使用すると、食料生産と競合することがありますが、廃食用油を使うことにより、食料との競合を避けることができます。
【回収できる油】
サラダ油、菜種油、ごま油、ひまわり油、紅花油、オリーブオイルなどの植物油。
※賞味期限が切れたもの、未使用品も可
【回収できない油】
凝固剤で固めた油、動物性油(ラードなど)、米ぬか油、常温で固体の油脂(マーガリン、パーム油など)、汚れのひどい油、食用以外の油(灯油など)。
市役所、各行政局(敷地内に回収BOXを設置)
平日の午前8時30分~午後5時15分
このページに関するお問い合わせ
環境課 廃棄物対策係
〒963-4393 福島県田村市船引町船引字畑添76番地2 電話番号:0247-81-2272