掲載日: 2025年7月16日更新
アカミミガメは、小さいときは「ミドリガメ」と呼ばれ、小さくてかわいらしいため飼い始める方が多いのですが、寿命は平均40年、体長はペットボトル1本分程度まで大きくなります。その寿命の長さから、飼育が続けられずに池や沼に放流してしまい、在来のカメと場所やエサをめぐって競合し、水草を減少させ、水生昆虫に影響を与えてしまいます。
アメリカザリガニはもともと食料として輸入されました。繁殖力が強く、一度侵入してしまうと根絶することがとても難しい生物です。希少な動植物を捕食し、水草を切り刻んでしまうため、水生昆虫の住処が奪われてしまいます。
アメリカザリガニの天敵はアカミミガメ、ウシガエル、オオクチバスなどの外来種で、これらの外来種を駆除することでアメリカザリガニが増えてしまうことがあります。外来種の駆除は、ほかの種とのつながりを考えて進める必要があります。
特定外来生物ではありますが、「アカミミガメ」「アメリカザリガニ」ともに一般家庭での飼育や無償での譲渡は認められています。その代わり、放出したり、頒布、販売、購入は違法となりますので注意してください。
写真の出典:環境省HP
ページ内文章の参照:福島県外来種ハンドブック
詳しくはこちら → https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/regulation/jokentsuki.html
Q、今家で飼っているけど、違法なの?
A、「アカミミガメ」「アメリカザリガニ」は家庭で飼育しても問題ありませんが、飼育できなくなったときに沼や川に放すのは違法です。
責任をもって新しい飼い主を探すか、命を全うするのを見届けてあげてください。
Q、子供が沼から捕獲してうちに連れてきてしまった。どうしたらいいですか?
A、捕獲、飼育は認められていますが、放出、販売、頒布、購入は禁止されています。飼育が難しいのであれば、間を置かずに捕獲した場所にそっと戻してあげましょう。
Q、屋外で見つけたらどうしたらいいの?
A、拡散防止の観点から、不用意に捕まえたり運搬しないようにしてください。
Q、飼えなくなったら引き取ってほしいのですが・・・
A、環境課での引取や殺処分はおこなっていません。一度飼い始めたら、最期まで大切に飼うことが飼い主の責任です。
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