基本的な食習慣を身につけるとともに、食生活改善推進員の協力により、栄養バランスのとれた食事や減塩などの普及・啓発を行います。
主食、主菜、副菜をそろえて食べていますか?
脂質のとり過ぎや野菜の摂取不足など栄養の偏りは、生活習慣病をはじめ、さまざまな病気の原因となります。
栄養バランスをよくするためには、 主食・主菜・副菜の3つの器をそろえて食べるのがポイントです。
さらに、食事や間食(おやつ)などで、牛乳・乳製品、くだものを1品ずつとると、1日での栄養バランスがよくなります。
3つの器をそろえるのは大変という場合は、主食+主菜+副菜を意識しながら、簡単な組み合わせから初めてみましょう。
おにぎり+やきとり+カットサラダ トースト+目玉焼き+トマト
1つの器で、主食+主菜+副菜の組み合わせに近いものを選ぶのもお勧めです。
野菜や肉が入った中華丼 卵・肉と野菜がのったロコモコ丼
朝ごはんを 食べていますか?
朝ごはんを食べると メリットがいっぱい!
・体温が上がって、体が起きます
・脳にエネルギーが届いて頭が目覚めます
・太りにくくなります
・エネルギーがつくり出され元気に活動できます
・胃腸が刺激を受け、排便が促されます
朝ごはんと生活リズム
朝ごはんをしっかりとることで 1日を気持ちよく過ごすことができます。 忙しい朝でもしっかり朝ごはんを食べるためには、生活リズムを見直すことが大切。 「早寝・早起き・朝ごはん」で、1日を気持ちよくスタートしましょう。
朝ごはんをしっかり食べるためには
・夜更かしをしないようにしましょう
・早起きして体を動かしましょう
・寝る前にお菓子や夜食などを食べないようにしましょう
野菜を1日にどのくらい食べていますか?
野菜はどうして体にいいのか
・野菜には、カルシウムやカリウムなどのミネラル、ビタミン、食物繊維など体の調子を整え、機能を正常に維持する大切な栄養素が含まれています。
・免疫力の向上、抗酸化作用で脳卒中、高血圧、がんを予防する効果が高いといわれています。
・野菜をしっかり食べると満腹感が得られ、エネルギーのとりすぎを防ぎます。
野菜は1日350g以上を目標に
緑黄色野菜(色の濃い野菜) → 120g以上(きざんで片手にいっぱい) ほうれん草、にんじん、ピーマン、ブロッコリー、トマト、かぼちゃ、ニラなど
淡色野菜(色のうすい野菜) → 230g以上(きざんで両手にいっぱい) 玉ねぎ、キャベツ、白菜、大根、きゅうり、かぶ、カリフラワーなど
食塩 とりすぎていませんか?
なぜ減塩が必要なのか?
食塩をとりすぎると食欲が増して食事量が増えて肥満をまねいたり、高血圧、腎臓病、胃がんなどの生活習慣病になるリスクが高くなります。とりすぎに注意しましょう。
1日の食塩の摂取目標量
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男性=7.5g未満 女性=6.5g未満 血圧が高めの方=6g未満
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栄養成分表示を活用しましょう
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ついついとりすぎてしまいがちな食塩ですが、調味料として使う食塩の量を見直すのはもちろん、外食、市販のお惣菜や加工食品などの食塩量にも注意しましょう。
加工食品などには下記のような栄養成分表示が記載されているので、普段から意識して確認しましょう。【表示例】
栄養成分表示 |
1食あたり(60g) |
熱量 | 136kcal |
たんぱく質 | 3.1g |
脂質 | 4.2g |
炭水化物 | 21.8g |
食塩相当量 | 0.9g |
食塩を減らす 調理での工夫
- 新鮮な素材を利用する
- だしをよく効かせる・・・昆布、しいたけ、かつお節など
- 焼き物の香ばしさで薄味をカバーする
- 香味野菜やスパイスを利用する・・・しょうが、ねぎ、しそ、カレー粉など
- 酢や柑橘類などの酸味を効かせる・・・レモンなど
- 減塩食品を上手に利用する・・・減塩しょう油、減塩みそなど
- 汁物は具だくさんにし、汁は少なめにする
食塩を減らす 食べるときの工夫
- しょう油やソースなどは、かけずに味を確かめてから、小皿に入れてつける
- 焼き魚や揚げ物などには、塩をふりかけるより、レモンやゆずのしぼり汁をかける
- 調味料を食卓に置かない
- 麺類の汁は飲まない(残す)
- 汁ものを食べる回数を今より減らす
- 食塩を多く含む食品を食べすぎない(1回に食べる量を減らす)
- 漬物は一切れを薄く切る(小さめに切る)
- 食塩を多く含む食品やメニューを知る(練り製品、インスタント食品、スナック菓子、麺類、味付ごはん類など)