山ひとつがまるごと、つつじ園。【県立自然公園・高柴山】
高柴山は山頂付近に自生する約3万株といわれる山ツツジの大群落で知られています。開花時期の5月下旬には、山頂一面が真っ赤な花で埋め尽くされ、その光景に息をのむほどです。山頂にある展望台からの眺望もすばらしく、登山客を楽しませてくれます。
【県立自然公園・高柴山】
昭和28年に阿武隈高原中部県立公園に指定された高柴山(884メートル)。
山頂からは、矢大臣山・大滝根山・片曽根山といった峰々と、その麓に広がる阿武隈高原の大パノラマを楽しむことができ、春のつつじから秋の紅葉シーズンまで、気軽に楽しめるハイキングスポットとなっています。
【高柴山のツツジの起源】
この大群落は、明治末期から昭和の始めにかけて、馬の産地だった大越地方の各農家が、放牧地として高柴山を利用した時、山頂に放牧された農耕馬が新芽を食べたことから、次第に美しいツツジの大群落が形成されたといわれています。真紅のじゅうたんを敷き詰めたような最盛期の風景は、訪れる人を圧倒するほど。
【高柴山山頂までのルート】
高柴山山頂までのルートは、「牧野登山口(田村市大越町)」、「門沢登山口(田村市船引町)」、「浮金登山口(小野町)」の3つ。それぞれ登山口付近に駐車場がございます。お気に入りの登山道を見つけてはいかがでしょう。