掲載日: 2025年12月26日更新

市では、国際化する社会で活躍できる人材育成に向けて「英語が使える人材育成事業」を実施しています。その事業の1つとして、11月2日から8日間、中学生10名が、フィリピン共和国セブ島にある語学研修施設での英語研修に挑みました。
研修生は英語力の向上を目指してオールイングリッシュでのレッスンに取り組む中で、異文化に触れて様々な価値観を学び、貴重な経験をすることができました。
研修内容を研修生の感想とともに紹介します。
▽スケジュール
11/2 日本出国→フィリピン入国→語学学校
11/3 オリエンテーション・レベルチェックテスト
11/4 グループレッスン ※台風の影響により午後のみ
11/5~11/7(8:30~20:30)
グループレッスン・マンツーマンレッスン
11/8 歴史遺産等訪問
11/9 語学学校→フィリピン出国→日本帰国
今回の研修先であったフィリピンセブ島では、バイクタクシーや野良犬等の日本では到底考えられないような光景を目の当たりにしました。しかし、日本とは異なる生活様式や文化を見て感じたことで、自分の視野が広がり、物事を多角的に見る際の新たな視点が生まれました。研修当初は、日本との違いに戸惑いもありましたが、研修で出会った仲間達と協力し合ったのはもちろんのこと、引率の先生方ならびに現地の教職員の方々のご支援により最高の一週間を過ごすことができました。(船引中学校3年 松田 歩大)


私たちがフィリピンセブ島に向かうために利用した空港は、成田国際空港です。荷物検査のために列に並びましたが、混雑していたので、1時間以上並んでいました。荷物検査を終えて飛行機に乗ると、その便を多くの人が利用していたために中は混雑していました。離陸の時は、飛行機が飛び立つ順番待ちをするため、20分くらい滑走路を動き回っていました。離陸して空の上まで飛行機が達すると、窓から見えた景色はとてもきれいで絶景でした。その時、僕はフィリピンで勉強するのが非常に楽しみになりました。フィリピンで様々な体験をして、知識を得て戻ってくることができて、本当に良い経験になったと思います。(船引中学校3年 小石沢 陽馬)



語学学校に到着した翌日、私たちは通常の校舎から移動して、グループレッスンが行われる部屋でレベルチェックテストを受けました。レベルチェックテストでは、主にリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能の試験があり、その結果をもとに、それぞれのレベルに合った学習が行われます。スピーキングでは、面接官に呼ばれた2人組で英会語をするなど、様々な観点から英語力を試されました。テストは難しく感じたけれど、自分の英語力を知るとても良い機会になりました。(都路中学校3年 吉田 真桜)


寮は3人部屋で毎日が楽しかったです。エアコンを節約して使っていたので、暑く感じることもあったけれど、声をかけ合って快適に過ごすことができました。また、水道水を飲んではいけなかったので、みんなで気をつけるようにしました。寮の雰囲気は明るくて、子供 が楽しそうに遊んでいました。部屋でも授業の話をして、学習で困ったことがあった時にはみんなで助け合って、難しいことも理解することができました。慣れない環境の中ではあったけれど、友達のおかげで毎日明るく過ごすことができ、セブ島での生活は勉強だけではなく、生活そのものが貴重な経験になったと思います。(船引中学校3年 白岩 姫夏)



キャンパス内には3つの飲食スペースが設けられており、Resto BAR、cafe、そして食堂があります。食堂は、キャンパスに通う生徒は無料で食事をとることが出来ます。中でも私の印象に残っているのはお米です。フィリピンで食べたお米は粒が大きく、もっちりとした食感とあまり甘くないところが特徴です。また、フィリピンの食べ物の味つけは濃いのか、味がはっきりしていました。Cafeでは飲み物を購入することができます。オレンジジュースは、その場でオレンジを絞っていただけるのでミカンの様な甘さを楽しめます。Resto BARでは、飲み物だけでなく、ちょっとしたおつまみやご飯をいただけます。私がオススメするのは、マンゴーシェイクです。さらにBARという名前が付いているだけあって、お酒を飲むこともできるそうです。キャンパスに通う誰もが、食事を楽しめます。(滝根中学校3年 猪狩 心誠)



マンツーマンレッスンでは、一人一人に現地の先生がつき、個室で授業を行いました。苦手なところを重点的に学習でき、より英語を理解する力が身につきました。最初はあまり英語を理解できず困った時もあったけど、少しずつ聞き取れたり、表現できたりして自分の力で伝えられてうれしかったですし、勉強してきて良かったとも思いました。これからも積極的に質問をしたり表現したりするようにしたいです。(船引南中学校3年 根本 祐愛)










グループレッスンでは、アクティビティを取り入れて英語を学びました。例えば、緊急事態の対応や、自分のヒーロー紹介、旅行の計画、洋楽の歌詞の聞き取りをしました。リスニングやスピーキングなど、表現の仕方を学ぶことができました。先生もとてもフレンドリーで、さらにリアクションが大きいので、とても楽しく学べた授業でした。また、他の研修生が参加したこともあり、授業後に仲良く話もしました。グループレッスンは英語の話す、聞く、読むについて、アクティビティを通して勉強するので、とても楽しく学ぶことができたと思いました。(船引南中学校2年 松崎 心渚)
スペシャルレッスンでは、洋楽を聴いて歌詞の穴うめをしたり、ペアになって自分だけのヒーローを作ってみんなに紹介したり、決められたお題に対してペアで会話をしたりしました。この授業はレベルチェックテストで分けられたレベルで、同じくらいのレベルの研修生と授業を受けます。田村市の研修生だけでなく、中国や韓国の大人の生徒も一緒に授業を受けました。休み時間も日本語は話してはいけないというルールで、スピーキングが強くなったと思います。(船引中学校2年 平野 莉子)



卒業式用のホールで、一人一人卒業証書をもらい、英語で卒業のスピーチをしました。スピーチの順番はランダムで、いつ自分の番になるかドキドキしました。全員でダンスを踊り、忘れられない思い出となりました。最後に写真を撮る時には、みんなおそろいのSMEAG(留学先)のシャツを着ました。最初は緊張ましたが、いざ最後となると心の中にこみ上げてくるものがありました。ほんの小さな事も今となってはベストメモリーです。(船引中学校2年 馬上 剛太)





サンペトロ要塞はスペイン統治時代の建物で、三角形の壁に囲まれているのが特徴です。今は戦争時の雰囲気はなく、優しい雰囲気でした。マゼランクロスは、1521年にマゼランがセブ島に来たことを表しており、その時の様子を想像させられました。サントニーニョ教会は、1565年に建てられたフィリピン最古の教会で、中に入ると正面にたくさんの神の像が輝いていました。キリストの像もあり、実物を見ることができてとても感激しました。(大越中学校3年 郷 歩海)




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