フラガールになる夢に向かって
Challenger Vol.15で紹介した、松本来夢さんが所属するあさか開成高等学校(以下、あさか開成)フラ・タヒチアンダンス同好会は、8月20日に開催された「第11回全国高等学校フラ競技大会フラガールズ甲子園」で、第9回大会(2019年)ぶりに最優秀賞を受賞しました。昨年の第10回大会(2022年)では、総合第4位で悔しい結果となりましたが、引退した先輩方の気持ちを引き継ぎ、チーム一丸となって目標を達成しました。そして今、来夢さんは幼い頃からの夢であった“フラガール”になるために大きな一歩を踏み出しました。夢に向かって突き進む来夢さんが今感じていることとは―。
松本来夢(あさか開成高校3年 フラ・タヒチアンダンス同好会/船引中卒)
Profile
- 生まれ/2005年5月1日、船引町
- 身長/156cm
- ダンス歴/高校1年時からあさか開成高校でフラ・タヒチアンダンスを始める。高校2年時、第10回フラガールズ甲子園で総合第4位(初代フラガール賞)を受賞。高校3年時、第11回フラガールズ甲子園で最優秀賞を受賞。
- 憧れの人物/篠田愛純さん(フラガール)
- 座右の銘/礼節が人を作る
- 将来の夢/フラガール
“2年越し”の最優秀賞
昨年、先輩方と挑んだ第10回大会では最優秀賞を逃し、とても悔しい思いをしたので、今年こそは最優秀賞を取ることを目標に練習に励んできました。受賞を決めた瞬間はとても嬉しく、大会までの道のりはつらいこともたくさんありましたが、OGの先輩方や保護者の方々の協力があり、仲間たちと本当の姉妹のように、お互いの気持ちや考えを言い合える関係を築くことができました。この経験をとおして、フラの振りや動きを覚えることもとても大事なことですが、チームみんなの気持ちを一つにし、同じ目標に向かって進んでいかなければ、良いステージを作ることはできないということを学びました。
【写真】大会の様子
【写真】第11回フラ甲で最優秀賞を受賞した瞬間
*前列右から2人目が来夢さん
【写真】大会後の集合写真
*前列右から2人目が来夢さん
【写真】共に目標を達成した“OHANA”のみんなと
*前列中央が来夢さん
【写真】大会までの練習の様子
(写真提供)あさか開成高校フラ・タヒチアンダンス同好会
夢への第1歩
大会が終わり、小学生の頃からの夢である“フラガール”の試験を受験しました。とても悔しいですが、今年の試験では残念ながら合格することができませんでした。しかし、この経験があったからこそ、改めて「フラガールになりたい」という気持ちを強くしました。そして、フラガールを志すきっかけとなった憧れのステージで、今度は私が見てくださる人に「笑顔」を届けられるダンサーになるために夢への挑戦を続ける決意をしました。今の自分には何が足りないのかしっかりと分析し、弱点を克服して、立派なフラガールになれるように、応援してくださる家族や周りの方々に恩返しできるように引き続き頑張っていきます。
【写真】大会翌日のエキシビション。憧れのハワイアンズのステージで。
*前列右から2人目が来夢さん
(写真提供)あさか開成高校フラ・タヒチアンダンス同好会
たむら市政だより2023年11月号掲載
(たむら市政だより2023年11月号より。内容は当時のもの。)
オフショット
今回のオフショットは、取材に立ち会っていただいた保護者会長の熊田さんと同好会OGのマキさん。本当の家族(OHANA)のように来夢さんを引き続きサポートしてくださっています。
幼いころからの「夢」を夢で終わらせないために、大きな1歩を踏み出した来夢さん。先のことや結果を恐れて行動せずに、ただ「なりたい」と願うのではなく、夢を叶えるために「自分を信じて行動すること」が夢への一歩であることを改めて教えていただいたように思います。"夢"は必ず"来る"!「挑戦」を続ける来夢さんを応援しています。
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