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Challenger Vol.15 松本来夢さん(Ramu Matsumoto)

掲載日: 2023年3月31日更新

“OHANA”につなぐ、フラへの思い

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松本来夢(あさか開成高校3年 フラ・タヒチアンダンス同好会/船引中卒)

今回のChallengerは、あさか開成高校(以下、あさか開成)フラ・タヒチアンダンス同好会で活躍する松本来夢さん。当同好会は、2011年から始まった高校生フラダンス日本一を決める「全国高等学校フラ競技大会フラガールズ甲子園」で最優秀賞を受賞(2019年)した経験のある強豪校です。

また、当同好会は、2014年に当時のメンバーで現在は監督を務める熊田百恵さんを中心とした卒業生と百恵さんの母で保護者会長を務める熊田淳子さんと学校が連携して創設され、活動と思いをつないできました。

高校進学と同時に、幼い頃から憧れていた“フラガール”になるため、歩みを始めた来夢さん。初めての挑戦で戸惑いもあった1年生の時期を経て、新体制では副部長として部を引っ張りながら練習に励む来夢さんと、その活動を支える熊田さん親子にお話を伺いました。

Profile 

「フランダンス」と「タヒチアンダンス」

フラダンス…ゆっくりなテンポで、手を中心とした動き(ハンドモーション)で曲の意味などを表現するダンス。

タヒチアンダンス…テンポが速く、打楽器を中心とした曲でリズムに合わせて腰を使って表現するダンス。

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フラに憧れたきっかけ

小学1年生の時に、スパリゾートハワイアンズでフラガールのショーを見て、それからずっとフラに憧れをもっていました。すぐにフラを始めることはできなかったのですが、中学に入学した頃、あさか開成にフラ・タヒチアンダンス同好会があることを知り、1年生の時にはあさか開成に進学すると決めていました。

【写真】同好会での練習風景

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フラを始めて、続けることができた原動力

無事に進学し、同好会に入ることができましたが、憧れていたフラの世界は想像以上に大変でした。当時、同級生は自分を含めて2人。そのもう1人は経験者で、先輩方も含めると初心者は自分だけ。フラをやりたくて始めたけれど、1人で一から始めるのはプレッシャーもあり、つらくてギャップに悩んだ時期もありました。

つらい中でも、初めてイベントでフラを踊った時に、目が合ったお客さんが「ニコッ」と笑ってくれたのがとてもうれしく、人を笑顔にすることができた瞬間を目の当たりにして、その感覚が忘れられずこれまでフラを続けることができたように思います。

また、中学時代の恩師や兄に相談した時には「ずっとやりたかったことなのに、簡単に諦めていいの?」と励まされ、自分自身も決めたことは途中で投げ出したくない性格なので、周りのサポートや自分のプライドも原動力になり乗り越えることができました。

【写真】同好会での練習風景

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初めてのフラガールズ甲子園、今後の目標

高校2年生の8月に、初めてフラガールズ甲子園(1年時はコロナで中止)に出場しました。初めての大会はとても楽しく、大会までの練習が大変だったので、チームのみんなとお客さんの前で披露できて本当に良かったと思いました。しかし、先輩方にとっては最後の大会で、前回大会(2019年)が最優秀賞だったこともあり、結果(4位)を受け入れることはできていませんが、この悔しさをバネに、先輩たちの思いを引き継いで、最優秀賞のメダルを見せられるように頑張ります。

【写真】大会での様子

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(大会写真提供)熊田百恵さん

先輩・後輩とのつながり

私たちの同好会では、OHANA※の考え方を大切にしていますが、それもあってか、先輩・後輩とは仲が良く、特に先輩たちは、本当に優しく、私たち後輩を本当の妹みたいに接してくれていました。また、先輩だから・後輩だからではなく、いい意味で自分の気持ちを言い合える関係ができていると思います。これからもOHANAの精神を大事にしながら、初心を忘れずに、副部長としても頼られる存在になれるように努めていきます。

※OHANA…ハワイ語で「家族」。血縁関係がない者も含んだ意味での家族という概念で、仲間や家族的な絆など広い意味がある。

【写真】大切な仲間たちと

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*昨年8月のフラガールズ甲子園、大好きな先輩と卒業生の皆さん。前列右から2番目には、船引町出身の先輩 相樂美咲さんも(R5年3月卒業)。

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*助け合い、共に成長する同級生3人

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*仲が良く、まるで姉妹のようなメンバー(新入部員募集中!)

同好会を支えるお二人から

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(写真左から)あさか開成高校 フラ・タヒチアンダンス同好会 監督 熊田 百恵 さん と 保護者会長 熊田 淳子 さん

▼百恵さんからのコメント

松本来夢さんについて―「芯のあるしっかりした生徒」

副部長として、部長のサポートをしっかりしながら、練習の際にも率先して後輩たちに声掛けをしてくれるなど、とても頼りになる存在です。昨年8月のフラガールズ甲子園では、1学年上の先輩たちと思いを一つに大会に挑みましたが惜しくも最優秀賞を逃しました。さまざまな期待やプレッシャーを背負っての大会出場だったと思うのですが、初めての大会で経験したことや、悔しさを糧に次の大会では最優秀勝を受賞できるように、私たちも気合を入れて応援していきたいと思っています。

フラ・タヒチアンダンスを愛する一人として

私はもともと踊ることが好きでクラシック・バレエを習っていましたが、映画『フラガール』を見て、バレエとはまた違った魅力に魅せられ、中学2年生の時にフラとタヒチアンダンスを習い始めました。高校でもフラを続け、高校3年生の時(2014年)に同好会が設立され、後輩たちに活動を引き継ぐことができ、今では監督としてたくさんの卒業生と保護者会の方々と共に活動をサポートしています。

一見、華やかな世界ですが、ハワイやフラの歴史・文化を理解したり、ハワイ語の意味を踊りで伝えたりという奥深さこそがフラの魅力だと感じています。フラの技術的なところだけではなく、先輩たちを尊敬したり仲間同士思いやったり、コミュニケーションをしっかり取りながら、チームワークを高めていけるように今後も指導しながら、自分自身もスキルアップしていきたいと思っています。

たむら市政だより2023年4月号掲載

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たむら市政だより(2023年4月号) (4.7MB)

たむら市政だより2023年4月号より。内容は当時のもの。)

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幼い頃からの夢に向かう途中、つらいことがあっても諦めずに追いかけ続けることで新しい世界が見えることを教えてくれた来夢さん。

高校からフラ初心者で始めたからこそ分かる気持ちや経験を大切に、初心者で始めた後輩たちをサポートしていきたいと伝える姿が印象的でした。

本文でもお伝えしたとおり、同好会の活動は熊田さん親子を中心として、たくさんのOGが支えています。

学生時代の活動を大人になってからも携わっていくことは、進学や就職、結婚など生活環境が変わるなかでとても難しいことだと思いますが、フラの繋がりをとおしてできたOHANAをこれからも大切にしてほしいと感じる取材時間となりました。

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【Challenger】田村市出身、高校生アスリートインタビュー

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