掲載日: 2025年5月29日更新
世界保健機関(WHO)では、禁煙しないことを一般的な社会習慣になることを目指し、5月31日を「世界禁煙デー」と定めました。また厚生労働省では、5月31日~6月6日を「禁煙週間」と定めています。
今年度の禁煙週間のテーマは「受動喫煙のない社会を目指して~私たちができることをみんなで考えよう~」です。
たばこの健康への影響から自分自身や周囲の方々を守るため、世界禁煙デーや禁煙週間を機に、禁煙や受動喫煙防止に取り組んでみませんか?
たばこの煙には、ニコチン、タール、一酸化炭素など約5,300種類の化学物質が、その中には約70種類の発がん物質が含まれており、体にさまざまな悪影響を与えます。
そのため喫煙により、がんや心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、糖尿病、歯周疾患、動脈硬化などの危険性を高めます。
たばこの煙は、喫煙者がたばこから直接吸い込む煙を「主流煙」と呼び、たばこの先端から立ち上る煙を「副流煙」と呼びます。副流煙にはニコチンやタールなどの有害物質が主流煙の約3倍、アンモニアは約50倍と、主流煙よりも有害物質を多く含まれています。受動喫煙とは、喫煙者の周りのたばこを吸わない人にも否定なしに吸わせてしまうことです。
たばこを吸う人は、周りにいる吸わない人はの配慮を忘れず、マナーを守るようにしましょう。
市では、令和元年7月1日に「田村市受動喫煙の防止に関する条例」を制定しています。受動喫煙防止のご理解とご協力をお願いいたします。
ニコチンの離脱症状は、3日以内がピーク、おおむね1週間、長くても2~3週間で消失します。習慣は徐々に薄れていき3か月くらいで消失します。
また、ニコチンは依存性が高く、「自力でなんとかしよう」「意思を強く持とう」と考えても禁煙は難しいものです。一人で悩まず、周囲のサポートを受けましょう!
禁煙を単なる「習慣」ではなく、依存症としての「病気」と捉え、お医者さんと一緒に禁煙に取り組む「禁煙治療」を行うことのできる医療機関のこと。
費用:保健適応で13,000~20,000円程度
期間:12週間(約3か月)で計5回程度
※詳しくは各禁煙外来医療機関にお問い合わせください。
このページに関するお問い合わせ
保健課 健康増進係
〒963-4393 福島県田村市船引町船引字畑添76番地2 電話番号:0247-81-2271 FAX番号:0247-82-4555