たばこを吸っている人の場合
たばこの煙には、ニコチン、タール、一酸化炭素など約5,300種類の化学物質が、その中には約70種類の発がん物質が含まれており、体にさまざまな悪影響を与えます。
たばこが原因となる病気
- がん・・・肺がん、鼻腔・副鼻腔がん、口腔・咽頭がん、喉頭がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、すい臓がん、膀胱がん、子宮頸がん
- 呼吸器疾患・・・慢性閉塞性肺疾患(COPD)、呼吸器低下、結核
- 脳卒中、虚血性心疾患、腹部大動脈瘤、末梢の動脈硬化
- 2型糖尿病
- 歯周病
- 妊娠・出産・・・早産、低出生体重・胎児発育遅延 など
禁煙したい人を応援します
禁煙の道のり、3日、3週間、3か月がポイント
ニコチンの離脱症状は、3日以内がピーク、おおむね1週間、長くても2~3週間で消失します。
習慣は徐々に薄れていき3か月くらいで消失します。
「ニコチン」は依存性が高く、「自力でなんとかしよう」「意思を強く持とう」と考えても禁煙は難しいものです。一人で悩まず、周囲のサポートを受けましょう!
禁煙治療に健康保険が適用されます
内容:12週間(約3か月間)で5回の診察を受ける。
費用:保険適応で13,000~20,000円程度
禁煙治療が受けられる医療機関は、福島県ホームページ「禁煙外来情報」 (外部リンク)をご参照ください。
たばこを吸っている人の周りの人(受動喫煙)
副流煙には、発がん性物質やニコチン、一酸化炭素などの有害物質が主流煙の数倍も含まれています。
受動喫煙は、乳幼児突然死症候群や脳卒中、虚血性心疾患、肺がんなどの原因となります。
受動喫煙がなければ亡くならなかったと考えられる人が全国で15,000人います。
たばこを吸わない人は、たばこの煙に対する感受性が高く煙を吸うと少しの量でも大きな健康影響を受けるという報告もあります。煙に近づかないように注意してください。
望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへ
健康増進法の改正に伴い受動喫煙を防止する環境づくり強化のため、令和元年7月に田村市受動喫煙防止に関する条例を制定しました。受動喫煙防止へのご理解とご協力をお願いします。